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ニュース&イベント情報(過去の情報および対外発表についてはリンク先参照)

11.10.21
10月28日に実施する今年度の遠隔授業に関するお知らせを掲載しました。
11.06.24
超高速インターネット衛星「きずな」による実証実験への筑波大学による貢献に対して、JAXAからの感謝状贈呈が6月22日に行われました。
11.03.02
2月22日にタイ・チュラロンコン大学と遠隔セミナー「Today’s Media Politics」を実施しました。
10.12.17
今年度の遠隔授業時の写真を掲載いたしました。
10.12.17
筑波大学のeラーニングに関するブログに、11月の遠隔授業に関する記事が掲載されています。

プロジェクトの目的

平成20年度遠隔授業の様子

平成20年2月23日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)により超高速インターネット衛星(Wideband InterNetworking engineering test and Demonstration Satellite: WINDS) が打ち上げられ、「きずな」と命名されました(JAXAミッション本部運用サイト)。

筑波大学国際総合学類とJAXAの共同で進められている本プロジェクトは、WINDSを利用したアジアにおける実時間遠隔授業配信基盤を構築し、アジアにおけるトップレベルの大学及び学術研究機関間の高度なe-ラーニング教材の共同開発や研究交流を通じて、グローバルな視野を持てる人材の育成ならびに先端的な教育設計法の開発等を試み、アジアにおける高度な教育研究基盤を形成することを目的としています。

本プロジェクトでは、タイのアジア工科大学院(AIT)とマレーシアのマルチメディア大学(MMU)との間に大学間協定を結び、平成20、21年度の2年間にわたって3大学間で授業を開講し、相互配信実験を行ってきています。本実験は平成22年度までJAXAによるWINDSを用いた基本実験の枠組みで実施されており、マルチメディア通信技術およびソフトウェアの面ではKDDI株式会社の協力を得ています。

「きずな」は、高速なスイッチング・ルータ(ATM交換機ルータ)を搭載した再生交換中継方式をとる衛星で、多地点間をメッシュ型の接続トポロジーで高速接続することが可能となります。これにより、各地点相互を衛星1ホップの遅延時間で、ハイビジョン画像が転送可能な広帯域で接続することができます。

この「きずな」の特徴は、遠く離れた複数の教室を結んで授業を行う際に、各教室にいる参加者がより平等な形で授業に参加できるという利点につながります。従来、講師のいる教室からの1方向的な授業配信という傾向が強かった遠隔授業を、より双方向的、実時間的なものとすることが可能となります。本プロジェクトでは、「きずな」のこの特徴を生かし、同時に学習管理システム(LMS)などのツールを活用することでより有機的な教材の共有も図ることで、これまでとは違ったスタイルの遠隔授業の方式を試み、そのノウハウを蓄積することを目指します。

平成22年度は、11月にAIT、MMU、そして筑波大学をWINDSで結び、2日間にわたって各校からの講師が講義を行うメディア情報処理に関する集中講義を予定しています。また、2月には昨年度に引き続きタイのチュラロンコン大学と筑波大学を結んだセミナーを予定しています。いずれの講義も大学の正規授業であると同時に一般への公開を行いますので、皆様のご参加を歓迎いたします。